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【第4回北区ビジネスプランコンテスト 東京商工会議所北支部賞 受賞】

【第4回北区ビジネスプランコンテスト 渋沢栄一賞(オーディエンス賞) 受賞】

​北区起業家コラボでミドル世代を起業を活性化

小芝 絢子さん

株式会社小道舎

■ビジネスプランコンテストに応募したきっかけを教えてください。

当時、小道舎は、編集プロダクションとして独立・起業していましたが、0ベースから新たな事業を始めるという考えはなく、アンテナも広げていませんでした。
 
北区の創業支援施設「ネスト赤羽」に入居していた関係で知り合った「レグリンク」の上原さんに事業展開などについてご相談していたところ、上原さん自身も第2回で受賞していた北区ビジネスプランコンテストへの出場のお声がけをいただいたことが応募のきっかけです。
今回、応募したプランは「小道舎」と「レグリンク」、「しかのいえ」のコラボ事業です。「小道舎」と「しかのいえ」は編集、「しかのいえ」と「レグリンク」はスペースいう共通項があります。共通項の中でも、それぞれが持つ機能や良さは異なるので、3者が連携することでブーストして良い展開があるのでは、というアイデアでした。


 

【小芝絢子】パンフ用素材 - コピー.jpg

■ビジコンに応募してよかったことを教えてください。

社会に目が向けられたことです。日本は世界的に見ても起業家が少ないという社会課題に向き合うことができました。今回は「起業支援」をテーマに出場しましたが、プロジェクトを一から考えていくという経験ができました。

東京都でも北区においても掲げられている起業率の上昇という課題に取り組むことは大変勉強にもなりましたし、やりがいを感じました。
これまでは目の前の仕事、お客様ありきのクライアントワークの仕事しかしてきませんでしたから。

ビジネスプランコンテストをきっかけに「レグリンク」「しかのいえ」と連携したことで様々な人とつながり、それが仕事にも生かされています。

また、私が受賞したのは東京商工会議所北支部賞ですが、そちらの越野会長からアドバイスを受けて、北区シティプロモーションビジョン区民懇談会に応募してメンバーに選んでいただき、知らなかった世界に出会えて、視野が広がりましたし、自分のネットワークも広がりました。

起業家サロンに登壇.jpg

■ビジコンで受賞した後の事業の状況を教えてください。

ワイガヤの様子.jpg

前述の3者で「しごとの放課後サークル」を結成し活動を始めました。我々の共通項である「定年する前に会社を退職している」という経験値をアウトプットして「定年前退職したメンバーによるワイガヤ座談会」や「公開作戦会議」などを1~2か月に1回のペースで行ってきました。

スピンオフ的に「北区まちゼミ」にも取り組みました。その集大成として2024年4月には東京商工会議所北支部の越野会長にゲスト出演して頂き、「定年退職後の人生が3.5倍楽しくなるワイガヤ雑談セミナー」を開催し多くの方にもご参加頂きました。非常に手応えを感じています。ミドル・シニア世代で仕事に対して悩んでいる方は多いし、話ができる場がないのだとリアルに肌感覚で知りました。収益化には課題がありますが意義はあると思います。

宝島社という出版社から5月末に発売されたムック本の編集を請け負ったのですが、そのテーマがまさに「50歳から仕事の辞め方、変え方、始めた方」でした。「しごとの放課後サークル」で培った経験やネットワークがあってこそできた仕事です。ビジネスプランコンテストは「起業支援」でしたが、起業に関わらず、今の仕事の「辞め方、変え方」についても継続してやっていきたいテーマです。

今後は、この活動の認知度を上げ、広げていくことが現状の課題だと思っています。続けていくことで「起業支援」につなげていきたいです。

 

■今回、応募する方への応援メッセージをお願いします!

ご自身の中にある「種」のようなもの、それをどう育てていくか、それを自分だけでなくいろいろな立場の方の意見や支援を受けながら育て、発表できる貴重な場だと思います。大勢の前で自分自身を前面に出してプレゼンすること自体がなかなかできない経験だと思います。プランとして発表するために詰めていく中で良くなってくのを感じました。

本番に向けてもフォローアップの体制やビジネスプランコンテストの構成が良くできているので、頼りになります。種を持っているのであればぜひチャレンジして、花を咲かせるための第一歩を踏み出すことをお勧めします。

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